|
疾患の解説 Disease Information |
仮性包茎
仮性包茎は亀頭が包皮に包まれていて完全に露出しない状態です。仮性包茎では手で剥けば剥ける状態ですが、包茎状態の包皮内板と亀頭の間に恥垢が貯まりやすく、清潔を保つように入浴の都度よく洗うようにする注意が必要です。仮性包茎の人が登山や災害、自衛隊員の長期演習、寝たきりになった際など特殊な状況下で入浴できない状況が数日続くと包茎状態の亀頭部に細菌が繁殖して、冠状溝周囲に潰瘍を形成して炎症を起こしたり、悪臭を放つなどの弊害が起きますので仮性包茎だからと安心はできません。仮性包茎に起因する慢性炎症の存在はメタボリックシンドロームなどの生活習慣病や動脈硬化との関連も疑われていて、そのように仮性包茎のために慢性炎症の存在する包皮内板にはリンパ球が集まっていることが知られています。集まったリンパ球がHIVウイルス感染を促進するように関与していると言われており、サハラ以南のアフリカでは仮性包茎であっても包皮切除術でHIV感染を60%以上減少させたという報告が一流医学雑誌のランセットに今年載りました。仮性包茎には以上のような弊害が知られていますが、日本国内では仮性包茎治療に健康保険の適応がありません。もちろん仮性包茎であっても包茎であることを恥ずかしいと思う人も多く、精神衛生的見地からも、当院では仮性包茎の治療希望者には亀頭直下法による傷跡の目立たない無痛手術を行っております。仮性包茎治療費10万円 |

仮性包茎 |
真性包茎
真性包茎は包皮輪の狭窄のため、通常時、勃起時を問わず亀頭を完全に露出させることができない状態です。真性包茎の方でも亀頭と包皮内板が幼児期のように全面で癒着したままの成人は稀ですが、真性包茎では包皮輪の狭窄のため、無理に剥くとカントン状態から鬱血状態となり緊急手術が必要となることさえあります。そのため日本国内では真性包茎の包茎手術には健康保険が適応され、小児では真性包茎治療には外用ステロイド、成人では真性包茎に対し背面切除法や環状切開法による包茎手術が病医院の泌尿器科で行われますが、保険適応なのは真性包茎状態の解除までであり、切除線がはっきりわかる「ツートンカラー」のペニスになる可能性があります。その後の整容目的の治療は混合診療が禁止されているため、真性包茎手術とは日を変えて自費での別会計になる上に、二次包茎手術は皮の余りが少ない為に難しく、また多くの保険医療施設は美容外科を得意としておりません。自身の精神衛生を保つのも包茎治療の目的のひとつならば、当院の真性包茎治療なら一度の手術で済み、また修正手術より安価で済むので安心です。 |

真性包茎 |
カントン包茎
カントン包茎は包皮の主に外板と内板の間に狭窄がある状態のことです。カントン包茎では狭窄部による締め付けがひどいと亀頭や狭窄部より末梢側の冠状溝周囲などが浮腫を起こして腫れ上がることがあります。通常状態ではわずかな狭窄でもカントン包茎では包茎時代の長年の炎症の結果として高度に繊維化していることが原因なので、カントン包茎の原因である狭窄部の自然解除は見込めない例が多く、カントン包茎では勃起時に痛みがあったり、性交に支障をきたし得ます。カントン包茎から鬱血が認められる状態であれば、保険医療機関での包茎手術で健康保険も適応されうる場合もありますが、一般の泌尿器科では包茎治療は研修医が最初に執刀を任せられる手術であり、術式としては環状切除術が一般的ですが、真性包茎の説明でも述べたとおりの「ツートンカラー」の仕上りになる可能性が高いと思われます。こちらもカントン包茎に対する包茎手術が精神衛生を保つ目的もあるなら、当院で手術できます。 |

カントン包茎 |
Copyright ©2007 KOFU Men's Medical Clinic. All rights reserved.
|
|
|